レポート

佐藤典子舞踊生活70周年プレイベント「アクトの丘にショパンを舞う」

開催日2017年12月26日(火)

会場アクトシティ浜松大ホール

佐藤典子舞踊生活70周年プレイベントとして、2017年12月26日アクトシティ浜松大ホールにて「アクトの丘にショパンを舞う」が開催されました。

開演に先立ち、2階客席には駐日ポーランド共和国大使のヤツェク・イズィドルチク氏を奥様、ご子息と共にお迎えしました。

オープニングはショパンの代表的なバレエ曲「レ・シルフィード」を浜松洋舞家協議会の代表として森田友紀バレエ研究所が友情出演して下さいました。

第Ⅰ部では、石井漠先生・小浪先生をはじめ、ワルシャワ市と浜松市との交流などを映像で紹介した後、漠先生・小浪先生の作品『ダニューブの漣』『浜辺の歌』『怖がらせる』『ちゃっきり節』『証城寺のたぬきばやし』の5曲を復元上演いたしました。『怖がらせる』は、漠先生の令孫、石井登先生をゲストに迎え、父と娘のほのぼのとした愛情あふれる作品でした。

第Ⅱ部は「ショパンを踊る」と題し、国内外で活躍されている女性ダンサー4名(馬場ひかりさん、倉知可英さん、米沢麻佑子さん、渡辺みどりさん)がそれぞれの世界観でソロ作品を踊り観客を魅了しました。

最後は谷川俊太郎詩集「絵のない絵葉書」より舞踊詩を、佐藤典子舞踊団とAlphact、朗読の榊原忠美氏で作品をお届けしました。静寂の中から始まり、時には爆発するようなエネルギーや目頭が熱くなるような場面など、見る人の心に問いかけるような作品で幕を降ろしました。

年末の忙しい時期の舞台でしたが、多くの皆様に足を運んで頂き、満席の客席から大きな拍手を頂きました。ありがとうございました。

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